私は6月末で15年以上勤めていた会社を退職しました。
理由は会社がリストラしていて、結構いいパッケージをオファーしてきたからです。
パッケージを取らずに会社に残ることもできたけれど、主に次の4つの理由から辞めることにしました。
理由1.パッケージが前回のものよりよく、今年中にパッケージを伴わない強制的な人減らしがかなりの高確率でありそう。
ただで辞めたくないな~と思いました。
理由2.部署のマネージャーが嫌いだったので、どっちみち新しい部署や会社を探していた。
理由3.401K(確定拠出型個人年金)をロールオーバーすることができる。
企業に勤めていると401Kに参加することができます。口座に天引きで積み立てたお金は、株式や債券などに投資し運用して増やしていくのですが、損失が出て減ってしまうこともあります。
私がまだ20代で今後もずっと投資していけるならよいのですが、リタイアまであまり時間がなく減ってしまうと元に戻る時間もあるかわかりません。
なので私の今の方針は「減らさないこと」。増える可能性もあるが、減る危険性がある401K口座から絶対に減らない口座へ移したいな、といつも思っていました。
このお金の移動(ロールオーバー)は、会社を辞めたときにしかできません。
リーマンショックから10年ちょっと。いつまた同じようなショックが来るともしれず、ロックインする機会を伺っていたのです。
理由4.新しい仕事が見つかりそうだなという感触があった
パッケージをとって完全にリタイアとなればめでたしめでたしだったのですが、まだ収入が必要だったので仕事を探すことにしました。
私はパッケージをとる前提で、パッケージオファーがあった直後から、近場の会社で採用があるかどうかをチェックし始めました。
アメリカで職探し
最初のステップ
Linkedin(リンクドイン)、Glassdoor(グラスドア)、Indeed(インディード)など大手の転職サイトで探すのが一般的です。
GlassdoorとIndeedはリクルートに買収されました。
Linkedinは厳密には転職サイトではないと思いますが、かなりの企業が募集をポストしていますので、どの会社にアプローチするかの絞り込みに使うのがいいと思います。
どのサイトからも応募できますが、私はその会社のwebsiteへ行き、会社のサイトから応募するようにしています。
会社のサイトが最も情報が新しいからです。
職探しのサイトは、もうそのポジションが埋まっていても掲載されていることがあり、実際会社のウェブサイトに行くと、そのポジションがないことがあるからです。
常にResumeを更新しておく
さあ応募するぞとなったとき、Resumeを更新すると結構時間かかります。
自分の達成したことなど時間がたつと忘れてしまいがちなので、定期的に更新していくのがよいです。
プロを雇って書いてもらうこともできますが、公共機関(お住まいのTownshipやCounty)でもレジュメの書き方の無料講座があると思うので、利用するのがよいと思います。
レジュメとカバーレターを添付して応募
会社のウェブサイトからフォームに必要事項を記入し、レジュメとカバーレターを添付して応募します。
私はPDFファイルで添付しました。
カバーレターには、応募するポジションにあった自分の経歴の中のハイライト(詳細はレジュメに書いてあるので繰り返す必要はありません)や、なぜその会社に入りたいのか、会社のどんな点があなたにとって魅力なのかなどを書きます。
インタビューの準備
Job search Interviewなどのキーワードでサーチすると、たくさんインタビューの準備サイトがでてきます。
よくあるインタビューの質問と模範解答があるので、自分の仕事内容に応じてアレンジするのがよいでしょう。
インタビュー本番前に、友人や家族の人と練習するのもよく勧められます。
私はその練習はしませんでしたが、ワードに想定される質問と自分なりの解答をまとめました。
インタビュー当日、ウェブサイトにある回答をそのまま読まないようにしてください。
ワードにまとめるだけでかなり頭に入りますし、面接会場に持って行って待ち時間に目を通すこともできます。
人事と電話インタビュー
企業によってプロセスは異なりますが、レジュメを添付して応募して、会社があなたと話してみたいと思うと、まず電話で行うインタビューが設定されます。
私の場合は、人事部の人と電話インタビューでした。30分くらいの短いものです。
電話インタビューでは、なぜ今の会社を辞めたいのか、なぜその会社を選んだのか、現在の仕事内容などが聞かれました。
採用マネージャーやその部署のスタッフとの面接
電話インタビューをパスすると、実際入社後マネージャーになる人や同じ部署の将来の同僚とインタビューがありました。私は4人と会って、一人45分のインタビューでした。これは電話でなく、実際会社を訪問しました。
インタビューの最後に、次のステップを必ず聞いてから帰宅するようにしてください。
私の場合は、その次の週に連絡しますということでした。
実際は連絡がこなかったので私から連絡しましたが。
2回目の面接
最初の面接から2週間くらいたって、次の面接が設定されました。その部署のまた別の2人のスタッフとインタビューでした。
面接の後人事の方と5分位お話し、次のステップを確認します。
話を良い方向に進められると思うとのこと。
1週間後にまた連絡しますとのことでした。
仕事のオファー
2回目の面接から1週間位で人事部から連絡があり、オファーが出せそうと電話で連絡がありました(やったね!)
でもまだ油断は禁物。
さらに1週間後、PDFファイルによるオファーが届きました。
オファーには上司の名前、ポジションのタイトルや年収、業績によるボーナスのターゲット、ベネフィットの内容などが含まれています。
最終的に入社できるかどうかと入社日は、バックグラウンドチェックの結果に基づく旨が明記されています。
バックグラウンドチェック
オファーレターにサインして送り返すと、バックグラウンドチェックが始まります。
犯罪歴がないか、薬物中毒者ではないかや、レジュメに書いてある会社に本当に勤めていたのか等の確認です。もし仕事で車を使う場合は、運転歴も調べらるはずです。
タイムライン(応募から入社まで)
応募したのは6月の末だったので、入社予定日の9月半ばまで全部で2か月半かかることになります。
応募した翌日 人事部から連絡があり電話インタビューの設定
その翌日 電話インタビュー
約2週間後1回目のインタビュー(オフィスにて)
約3週間後2回目のインタビュー
4日後電話でオファーを受け取る
1週間後書面(PDFファイル)でオファーを受け取る
まとめると
やはり一番わかりにくいのは(不透明なのは)、いつ次のステップに進めるか?または進めるのかどうかです。
インタビューで自分にいい感触があったとしても、会社側はそうではないかもしれません。
会社によって、次に進めない場合は(落選してしまった場合)連絡してこないこともあるからです。
サーチしてみると、インタビューからオファーの期間もまちまちです。
会社のサイズ、応募したポジションの種類によっても面接の回数やタイムラインも異なるようです。
GlassdoorやIndeedで見つかる会社のレビューやインタビューの経験談は、全部が正しいとは限らないかもしれませんが、参考になることもたくさんあるので、下調べ、インタビューの準備をしっかりすることで、就職活動中の不安を和らげると思います。